どうも!ジェントルラビットです。
今回は
【2022年最新!受験者必見☆世界一わかりやすいFATFの概要について②】
ということで前回の続きをお送りしていきたいと思います。
この記事を見ている方の多くは aml/cft スタンダードコースやマネロンについての試験について学んでいる方が多くいらっしゃると思います。
今回のパートでは
・日本におけるFATFについて
・第4次対日相互審査について
という内容でお送りします。
マネロンの試験では【対日相互審査】という言葉が多く出てきます。
そもそもこの
FATFを守らなかったらどうなるの?
第3次対日相互審査のポイントはなに?
第4次対日相互審査のポイントはなに?
って思われる方も多いのではないでしょうか。
そういったところを非常にわかりやすく
また試験に向けて覚えやすく解説をしていこうと思います。
【FATF】の基準を守らなかったらどうなるの?
【FATF】とは
Action
Task
Force
の略で日本語に直訳すると
【金融活動作業部会】という非常に堅苦しいネーミングになっています。
FATFはAML/CFTを司る国際的な組織ですが、これを守らなかったらどんなことになるのでしょうか。
FATFができることは
・国名公表
の2つです。
意外とできることって少ないんですね。
この2つを行われることによる信用失墜
このデメリットが非常に大きいというふうに各国が思っていることが抑止力につながっているというふうに言えます
具体的に見ていくと次の3点がFATFの基準を守らなかった時のデメリットというふうに言えます
・金融当局からの行政処分
・海外送金の制限
まず、役員が善管注意義務について問われる
この善管注意義務という言葉、難しく言っているんですけども要は【善良なる管理者が払うべき当然の注意】のことですね
FATFは国際的な組織なので、その基準が守れないというのは役員がちゃんとした義務を果たせていないんじゃないのっていう目で見られます
次に、金融当局から行政処分を受ける可能性がある
FATFの基準が守られていないということは、国内法に抵触する可能性もあるため、結果として不適切な業務運営がなされているのではないかという目線から金融当局からの行政処分を受ける可能性があります
最後に、海外送金の制限を受ける可能性がある
国際組織であるFATFの基準が守れていない国、守れていない銀行としてコルレス契約の解除など海外送金の停止や制限を受ける可能性があります
FATFは今まで何回日本に来たの??
FATFは今まで4回日本にきました
特にこの第3次対日総合審査と第4次対日相互審査
この2つは要チェックです。
試験にかなりの頻度で出ますので、しっかりと覚えていきましょう!
こちらの年表は前回の記事でもよく使っていた年表です
1989年のFATF設立から2012年の改定新40の勧告(第4次勧告)までを載せています
こちらに相互審査を当てはめると、1994年に第1次対日相互審査・1998年に第2次対日総合審査が入ります
重要なのは、2008年の第3次対日総合審査と2021年に行われた第4次対日総合審査
この2つは現在の2022年度の試験ではよく出るので抑えておきましょう。
そもそも対日相互審査ってなに??
そもそもこの対日相互審査って何なのって思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これは【FATF】が国際基準の履行を担保するために加盟国間で相互審査を実施すること
これの日本バージョンのことを対日総合審査とに言います
【FATF】は2022年2月末現在OECD加盟国を中心に37の国地域及び2つの国際機関が加盟しています。
その国々が交互に審査を行って【FATF】の国際基準技工を担保していこうね
という動きの1つです。
まずはここまでを整理して頭に入れておきましょう!
ここまでの説明はYouTubeでも見ることができます^^
ぜひチャンネル登録・高評価よろしくお願いします★
次回は第3次対日総合審査&第4次対日相互審査について詳しく説明していきます。
コメント